2026/07/03 09:00
韓国の手仕事として親しまれてきたポジャギ。
その美しい透け感や軽やかさを生み出しているのが「モシ」と呼ばれる生地です。
ふわりでご紹介しているポジャギも、このモシで作られています。
今回は、ポジャギに欠かせない韓国の伝統生地「モシ」の魅力をご紹介します。
1.
モシとは?
モシは、苧麻(ちょま)という植物の繊維から作られる韓国の伝統的な麻布です。
古くから韓国の人々の暮らしの中で親しまれ、特に夏の衣服や生活用品に使われてきました。
さらりとした手触りとハリのある質感が特徴で、韓国では今もなお受け継がれている伝統素材のひとつです。
2.
モシの特徴
モシの魅力は、なんといっても軽やかさと風通しの良さです。
手に取ると驚くほど軽く、シャリシャリとした質感があります。
また、繊維の表情がほんのりと感じられ、天然素材ならではの温もりも魅力です。
光を遮るのではなく、やさしく通してくれるため、窓辺に飾るポジャギにもぴったりの素材です。
季節や時間帯によって移りゆく表情を楽しめるのも、モシで作られたポジャギならではの魅力です。
3.
モシを通した光の美しさ
私がポジャギに惹かれる理由のひとつは、光の美しさです。
窓辺にかけたポジャギは、モシを通して太陽の光をやわらかく取り込み、やさしい光と風を届けてくれます。
きらめく美しさから「トンボの羽衣」と表現されることもあり、私もまさにその通りだと感じています。
朝のやわらかな光。
午後の日差し。
冬の澄んだ空気。
同じポジャギでも、その時々の光によって見える表情が変わります。
お客様に「ふわりのポジャギは美しく見える」「ポジャギとは神聖なものですか?」とお声をいただくことがあります。
私は、その理由の一つがモシの美しさにあるのではないかと思っています。
モシが光をやわらかく通すことで、ポジャギの表情がより豊かに見えるのかもしれません。
4. 当店のポジャギにも使われています
ふわりでご紹介しているポジャギは全てモシで作られています。
「ポジャギカーテン」はもちろん、当店で人気の「蓮の葉サンポ」や「葉っぱのコースター」にもモシが使われています。
ひとことでモシといっても、その表情はさまざまです。
織りの細かいもの、少し粗めのもの。糸の太さに強弱が感じられるもの。
一枚一枚を見比べると、それぞれに異なる表情があり、それがまた魅力的です。
これは工場で均一に生産されたものにはない、手仕事ならではの価値、天然素材ならではの味わいだと思います。
惜しみない時間と手間をかけて作られたからこそ生まれる表情に、私はいつも心を惹かれます。
似ているようでいて、一つとして同じものはないポジャギ。
そんな違いも楽しみながら、自分だけのポジャギを見つけていただけたら嬉しいです。
このモシから生まれたポジャギ作品については、また別の記事で詳しくご紹介したいと思います。
